大手みそメーカー

設備投資が活発化/成長分野に積極姿勢/〝みそ〟核に独自路線追求へ

 大手みそメーカーの設備投資が活発化してきた。最大手のマルコメは、新潟県魚沼市に新たな工場建設を目的に約4万平方mの土地を取得。生産体制の強化を図る。ハナマルキは、既存の大利根工場(群馬県邑楽郡大泉町)の隣接する土地約1万7000平方mを取得。需要拡大が見込まれる即席みそ汁や塩こうじの生産への活用を検討する。マルサンアイは、豆乳・飲料製造の鳥取新工場をまもなく稼働させる。それぞれが〝みそ〟を核に、独自路線を追求。成長分野に積極的に設備投資を掛ける動きが目立ってきた。昨年は、9年ぶりにみその出荷量が増加するなど明るい話題も聞かれただけに、各社の今後の成長戦略が注目されそうだ。

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2017年6月2日