清酒

一段と活発な需要期施策 背景に酒税法改正/灘・伏見 8月はプラス計上も/主力パック激戦、ブランド強化狙う/品質、健康訴求も焦点

 清酒は秋からの需要期に入り、ペースを上げていけるか注目される。6月の酒税法改正もあって、今秋は主力パックのリニューアルをはじめ、品質面の付加価値強化、健康面の機能性強化など商品施策が一段と活発。7月は日本酒造組合中央会まとめの課税数量で前年比8・7%減と厳しかったが、8月は灘・伏見の大手で、リニューアルや新商品の上乗せ寄与でプラス計上がみられた。主力パックは、酒税法改正を機に見直された店頭価格や特売頻度が、需要期でどうなるかも気になるところだが、各社「以前のような無理はできない環境であり、自社の立ち位置を明確にして、きっちり対応していく」との姿勢。ブランド力での勝負がより鮮明になりそうだ。灘・伏見大手の需要期戦略のポイントをまとめた。

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2017年9月19日