チーズ好調も強まるコストプッシュ

4~6月は3~4%増

スライスなど 値上げの影響映す/ 国産ナチュラル、原乳ひっ迫も

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 原料高による価格改定、特売抑制策などで、家庭用チーズの伸長率が鈍化傾向をみせている。2017年度(4~3月)に5~6%成長を遂げ、今年度4~6月も3~4%増と順調なスタートを切った。ただ、輸入原料チーズ価格が昨年来上昇、今年4月から国産ナチュラルチーズ向け乳価が引き上げられ、乳業大手は5~6月に値上げを実施、販売動向にその影響が出ている。世界的な天候不順を受けて海外乳製品市況は強含みで推移、国内の生乳需給ひっ迫とあいまって、チーズ事業を取り巻く環境はきびしさを増している。

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2018年8月21日