関西エリアの百貨店

9月中旬から客足徐々に回復

全国の8月売上高は前年並み

 9月は大型の台風21号が関西を直撃し、関空の滑走路が冠水、JRや阪急などの交通機関がストップするなど大規模な被害が発生。大手百貨店の休業も相次いだ。近鉄百貨店によると、台風の影響で一時落ち込んだ客足は中旬から徐々に戻り、現時点ではほぼ通常通りで、インバウンド消費(化粧品など)も戻ってきたとのこと。阪急うめだ本店は、中旬から国内需要を中心に回復してきたという。全国の百貨店(79社・219店)の8月売上高は、日本百貨店協会調査によるとおよそ4118億円、前年同月比0・2%減。前月の6・1%減から回復し、ほぼ前年並みの結果となった。台風の接近・上陸や土曜日の1日減といったマイナス要因はあったが、インバウンド等が業績をけん引。各社のセールやイベントなども集客に寄与した。

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2018年9月28日