小売流通業の動向

攻めるドラッグ、守りのスーパー

「コスモス薬品」54店舗を出店/ 東京進出など都市型モデルも構築

 スーパーマーケットの新規出店による成長戦略に陰りが見られるなか、ドラッグストアの出店攻勢が激しさを増している。経済産業省がこのほど公表した大店立地法届出によると、最も出店を計画しているのが「コスモス薬品」で54店舗を出店。「ツルハドラッグ」が13店舗、「クスリのアオキ」も10店舗と、ドラッグストア企業は2ケタ出店で成長戦略を力強く推し進める。一方、スーパーマーケット企業は「イズミ」4店舗、「ハローズ」4店舗、「ライフコーポレーション」3店舗という状況。“守りのスーパー、攻めのドラッグ”という構図が顕著になってきた。今後も、ドラッグストア業界は成長予測を立てている。スーパーマーケット業界は、こうした状況にどう対応していくのか―。

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2019年2月5日