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食料醸界新聞は、毎号、トレンドに合わせた特集・企画をしています。
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ふりかけ・お茶漬けの素(2026年10月8日号)
ふりかけ・お茶漬けの素市場は物価高に伴う節約志向の高まりから好調を維持している。ふりかけは、おかずの代替となる「おかず系」が増えて人気となっているほか、大人の弁当持参率が増加傾向にありソフトふりかけや混ぜ込み・おむすびの素が他のサブカテゴリーと比べ高い伸び率。米価格の安定化もあり、家庭内でご飯を食べる機会が増えて、ふりかけには追い風となりそうだ。お茶漬けの素は永谷園の「めざまし茶づけ」活動により朝茶づけの習慣が子どもとその親世代に浸透、今秋からは受験生をターゲットにプロモーションを強化、女性とシニアの昼食需要を狙った、ちょっと贅沢なだし茶づけの提案により新たな需要を創出する。
スープ(2026年10月8日号)
25年度は猛暑が長引いたことや、容器入のスナックスープは大手が値上げしたこともあり食数では伸び悩んだ。26年度は関東地方を中心に8月中旬ごろから気温が低め、長雨が続き、秋冬商材のスープにとっては近年にない早めの立ち上がりとなっている。味の素社は「クノール カップスープ」で朝食以外の食シーン開拓を強化、スナックスープ「同サクサクdeコパン」では新商品を追加しシェア拡大を図る。ウィズライススープは米価格が安定化したことがプラス要因、理研ビタミンは「わかめスープ」45周年記念のプロモーションを展開する。レトルトスープは具入り・電子レンジ調理タイプが引き続き成長をけん引する見込み。
洋風ワンサーブスープは味の素社の「クノール カップスープ」が圧倒的 (…)
和風だしの素(2026年10月1日号)
26年度下期は米価格の安定化に伴い、和風調味料を使用したメニューの食卓出現頻度、市場ともに堅調に推移する見通しだ。物価高が続き節約志向は強まる一方で、家庭内食の機会は確実に増える予想。そこで飽きやマンネリを防ぐレシピ提案が重要になってくる。特に秋冬シーズンは手作りみそ汁や鍋もの、煮物などの食卓への登場頻度がアップするため、手軽に使える和風だしの素の使用機会と量も増加する。だしパックは本格的なだしを簡単に取ることができることと、あごだしブームも追い風に成長してきたが、節約志向から高単価商品を中心に買い控えにより急ブレーキがかかっている。11月は和ごはん月間、24日は「和食の日」と「かつお節の日」で店頭販促で和食関連を盛り上げたい。だしの素・ (…)
ヨーグルト(2026年9月28日号)
ヨーグルト市場は約5000億円規模(25年度)まで拡大し、今年4〜8月でも金額ベースで前年比105%超、物量ベースでも101〜102%と拡大傾向にある。特に400g前後の大容量プレーンタイプが112〜113%(物量107〜108%)と物価高の中で経済性が支持されて際立つ伸びを続けている。ただプレーン大容量は生産が手一杯で供給余力に乏しくなってきた。今後の事業成長に向けて機能性ドリンクヨーグルトなど高付加価値商品を育成・強化したいところ。
4〜8月のカテゴリー別では、プレーンが金額で112〜113%。物価高で生活防衛意識が高まる中、毎日摂るとなると個食タイプより1食当たり単価が断然エコノミーな400g前後の大容量プレーンに需要が集中してきた。近年、プレーンの (…)
みそ(2026年9月28日号)
全国味噌工業協同組合連合会が公表した26年1〜7月のみそ出荷量は、中小メーカー1社分に相当する3612t増を記録した。「みそ下げ止まり」の明るい兆しが見える一方、店頭での単価上昇による買い控えや即席みそ汁の低迷など、家庭用市場の足元は依然として揺らいでいる。今回のプラス推移を下支えするのは、堅調な海外輸出や外食需要の回復と推測される。また、消費者の嗜好の変化が進んでおり「糀歩合の高いみそ」に需要は大きく移り始めている。ただ、売れ筋への偏重は全国のみそが持つ「地域性」や「伝統的な個性」を希薄化させるリスクも孕む。出荷量回復の裏に隠された市場構造の変化を紐解き、これからの業界が描くべき価値提案のあり方がますます求められる。
冷凍食品(2026年9月21日号)
物価高が続き生活防衛意識の高まりから、節約志向は一段と強まる一方で、家庭内食化の機会は増えている。こういった背景もあり、美味しさとタイパ及びコスパを兼ね備え、さらに外食代替需要も取り込むことで家庭用冷凍食品の市場は成長が続く見通し。高伸長する一食完結型のワンプレートは参入メーカーとSKU数が増え、さらに拡大が期待できるカテゴリー。同様に個食化ニーズを捉える具付き麺類も成長余力が大きい。業務用は人手不足から、ますます冷凍食品への置き換えが進む。一方、コロナ禍後はコスト上昇による価格改定が毎年1〜2回あり、特に今秋は中東情勢による影響が主因のため改定幅も大きく、殆どの商品を値上げする異例の事態。業界関係者からは販売数量の減少による工場 (…)
外食市場(2026年9月21日号)
今年春夏の外食売上高は、4月が前年比108%、5月が109.8%、6月が103.3%、7月が106.8%(日本フードサービス協会)。4月は春休みや大型連休に合わせた各種キャンペーンが好評で全国的に天候が安定し気温も上昇、5月は大型連休の行楽需要が好調だったことや土日数が2日多い曜日回りで底上げされ、6月は度重なる台風の接近と土日が少ない曜日回りで客数失速も、客単価上昇と店舗増に支えられ、7月は西日本を中心に酷暑日があったものの、前年と比較して極端な高温が和らいだことがプラスとなった。外食市場は、インバウンド需要などを背景に堅調推移するなか、物価上昇に伴う消費者の節約志向の強まりや人手不足の深刻化、原材料価格・諸経費の上昇などが継続。ある業務用卸関係者は「長期滞 (…)
ウイスキー(2026年9月17日号)
ウイスキー市場は、金額ベースで26年1〜8月は前年比104%程度(国産105%、輸入103%)と推定されており、堅調な動きをみせている。ハイボール需要が定着する中で、新たな飲酒層へすそ野を広げる取り組みが欠かせない。飲酒シーンで、普段の夕食時に気軽に楽しんでもらう訴求が注目され、ハイボール缶のアイテム拡充も進む。日本洋酒酒造組合が作成したロゴマークの付いたジャパニーズウイスキーは、新商品やラベルの切り替えなどで、徐々に店頭に並んでくる見込みであり、新たな選択肢として一層の周知・啓発が期待される。
ウイスキー市場を活性化させ、消費拡大の起爆剤となったハイボールは、拡大基調が落ち着く中で、“夕食シーン”というタッチポイントへの訴求が、 (…)
コーヒー・紅茶(2026年9月14日号)
国内1〜7月のコーヒー総消費量は、生豆ベースで23.7万t、前年同期比100.6%とわずかに伸びた。家庭用コーヒー市場は、微減とみられ、この4〜5年で5〜6回にわたる価格改定が影響して減少傾向が続く中、今年前半戦は健闘した。コーヒー製品の1杯当たり価格が2〜3割上昇しており金額ベースでは110〜120%となった。夏場は多くのメーカーが家庭で作るアイスコーヒー訴求を強化したことが奏功して消費を押し上げた。1杯飲み切り個包装が、飲用機会を広げ、新規コーヒーユーザー獲得にもつながっている。秋冬は、豆の産地や農園、製法にこだわった高い嗜好性の商品を強化するとともに、引き続きパーソナルユースの個包装製品で消費拡大を図る。
全国スーパーマーケット協会(2026年9月10日号)
進行するインフレ、消費行動の変化、人手不足――。食品・流通業界を取り巻く環境は大きく変わり、これまでの商慣行やビジネスモデルだけでは対応しきれない課題が増えている。こうしたなか、全国スーパーマーケット協会は、個々の企業や業態だけでは解決が難しい課題に対し、業界全体で知恵を持ち寄り、新たな解決策を探る取り組みを進めている。その象徴となるのが、商談展示会「スーパーマーケット・トレードショー(SMTS)」の進化。2027年からは年2回開催へと移行し、2月のSMTSでは食品に加え、物流やDX、AIなど店舗運営を支えるソリューションを拡充。7月には生鮮・惣菜に焦点を当てた「SMTSフレッシュ ソリューション」を新設。SMTSの新たな展開を通じ、食品・流通業界の次な (…)
鍋つゆ(2026年9月7日号)
鍋つゆ市場は気温と野菜価格に大きく左右されやすいメニューではあるものの、野菜と肉・魚介が一緒に摂れて、比較的調理も簡単なことから、10月頃から食卓への登場は増えてくる。物価高による節約志向から、特に平日は具材が2〜3種類の節約鍋やスープ鍋、ごはんと一緒に食べるおかず鍋も増加傾向だ。味種は定番が強いが、マンネリ化しやすいためアジアンエスニック系の辛さを強調した鍋つゆや、ラーメン業界でトレンドの貝だし系は昨年から人気フレーバーとして上昇傾向。個食タイプは一人から複数人数での利用が可能なこと、鍋以外のメニューにも利用できるため、今シーズンも伸長する見込みで、鍋つゆに占める構成比も大きくなってきた。
乾麺(2026年9月7日号)
今年の乾麺市場だが、春夏需要期は、特に最盛期に向かう時期の動向が昨年と一変し、低調推移したことが大きく影響したもよう。米価下落との関連を指摘する声も聞かれた。市場ではまた、消費一般に見られるような価値・価格の訴求という二極化が進行しているようすも見てとれ、その反映か、両極を巧みに採り入れた商品もニーズをつかんでいる。引き続き、乾麺だからこそできる付加価値の提案強化が一層重要課題となっていきそう。秋冬商戦については、堅調が伝わる蕎麦、伸長傾向にある中華麺をはじめ、うどんにおける販促施策、長引く残暑を背景にした素麺の動向なども注視。
今年春夏の乾麺市場は、金額ベースで94%ほど、数量ベースで93%ほ (…)
乾物(2026年9月3日号)
栄養機能性、保存性、経済性が特徴の乾物は、底堅い需要に支えられている一方、伝統食材であるがゆえの生産人口の減少、さらには、天候不順などを要因とする原料事情悪化など、課題も少なくない。小売業や外食産業などでも依然、乾物は欠かすことのできない主要食材として活用される場面は多くある一方、人材不足からオペレーションの簡素化等が望まれているとされ、供給側からの課題解決型提案が今後一層重要となってこよう。乾物を食文化として捉え、維持・継続していこうという取り組みも各方面で続く。
食のニーズやスタイルが多様化していくなかにあって、需要底堅い伝統食品の乾物においても、用途やシーンの選択肢をさらに広げていくことが求め (…)
パスタ(2026年8月31日号)
パスタは、秋需商戦シーズンイン。国産大手はこの20日から、家庭用メインに新商品を投入するなど拡販施策でスタートダッシュを図る。ドライパスタのことし2026年上半期(1〜6月)需給は、主力のスパゲッティに限らず、マカロニも伸び悩んだ。前半(1〜3月)は輸入依存で2ケタアップしていたが、後半(4〜6月)は輸入が失速、逆にほぼ2ケタ減となった。この結果、上期トータルでは14万8千t弱、15万tにも未達で、前年同期比では100%弱。23年以来、3年振りの上期シュリンクである。下期の方がボリューム実績が大きい、いかに拡販強化するか。30万tの大台キープ、さらに年間でプラス計上できるか。競合のコメはダブつき軟化してきた、成り行きが注目される。パスタ食は、主食分野では相対的に(…)
RTDコーヒー(2026年8月27日号)
コーヒー飲料は1〜7月販売数量ベースで前年比微増だが、パーソナルサイズのRTDコーヒー(缶・PET等)はほぼ前年並み。価格改定の影響がある中で、カフェショップの代替需要を取り込んだことや、水出しなど止渇飲料としての需要が広がりを見せる。ただコーヒー原料豆相場(NY先物)が再上昇し、7月以降は1ポンド当たり300セント超に暴騰。収益性の維持が課題となる。
容器別にユーザーが分かれる傾向にあり、500ml前後のPETコーヒーは前年をやや上回って推移している。外食カフェの値上がりが進む中で代替需要を取り込んでいる面もある。ショップの味わいを活かしたカフェブランドや、すっきりした飲み口の水出し抽出タイプが伸びている。SOT缶は減少傾向。190g前後(…)
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