関西地区の百貨店中元ギフト(阪急阪神百貨店、近鉄百貨店)

自家需要やネット通販に重点

上位予想はビール、素麺、ハム

 関西地区百貨店3社(阪急阪神、近鉄、京阪)は、早いところは5月上旬にギフトセンターを開設。近鉄や京阪は8月上旬まで展開している。早期割引(=早割)受注期限は6月30日まで(阪神は7月10日まで)で、対象商品を5~15%オフで提供している。伸長傾向にある自家需要ギフトは、新企画を多数打ち出す企業や、販促施策として一定金額以上購入した顧客を対象にクーポン券をプレゼントするところも。ネット通販を強化しているデパートでは、ネット限定商品等の提案を行い、受注増に努めている。カテゴリー別では、食油はヘルシー特性等で人気のオリーブオイルを引き続き拡販強化する動きが目立ち、今期は高額品を拡充し訴求するところもある。夏の風物詩の素麺は、本カタログ以外の、自家需要ギフトチラシでも大きく取り扱うデパートも少なくない。カテゴリー別売れ筋予想は、各社とも今年もビールや素麺、ハムや洋菓子が上位にランクインするとみている。

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2018年6月8日