「プリン」復調へ話題満載の秋商戦

堅調な個食タイプに照準

上位メーカー、「こだわり」「健康」切り口に/ 森乳、ブランド戦略加速/ 雪印、和洋で多様化推進/ オハヨー「素材で上質化」/ 明治、アンパンマンで新技

 プリン市場の活性化に向けこの秋、乳業メーカーによる新商品の導入が目立つ。働く女性、単身生活者の増加などにより多様化する価値観を捉えた商品開発でこだわりの消費スタイルに応える狙い。プリン市場はここ数年漸減傾向が続き、昨年は460億~470億円(消費者購入ベース)程度と推計され、500億円への復活が期待される。チルドデザート全般に堅調な個食タイプで、おいしさと健康をキーワードに新価値の提案に挑む。プリン市場はゲルタイプが56%を占め、次いで焼きプリンが35%、蒸しプリン9%と続く。ゲル、焼きタイプの競り合いも注視される。

会員登録に進む
続きを読む(会員限定)

2018年9月28日