食品大手、菌体B to B事業を加速

独自乳酸菌、ビフィズス菌を内製化

森乳、キリン 供給能力拡大へ/ ハウス食品G 伊丹で年内生産へ/ “菌体ビジネス”国内から海外へ

 食品大手企業が独自素材である菌体の内製化や生産能力増強を進め、高収益が見込まれる菌体事業を加速する。森永乳業はすでにビフィズス菌、シールド乳酸菌のBtoB事業のグローバル展開を始めているが、国内での菌体生産能力を来秋約150t規模、約2倍に拡大、将来的には300t体制を整える計画だ。キリングループはプラズマ乳酸菌やKW乳酸菌の製造工場(狭山市)を新設、4月下旬から製造を始めた。ハウス食品グループも免疫賦活機能を有するL‐137乳酸菌の内製化により、BtoB領域への供給能力の拡大を図る。

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2019年5月31日