環境負荷低減へ(日清フーズ)

食品業界も取組み加速

 CO2、プラスチックごみなどの環境負荷低減へ食品業界も取組み加速となってきた。サントリーホールディングス、日清フーズ、日清食品などのNB各社がPET容器回収・リサイクル、詰替え用商品の利用促進と環境保護支援、バイオマス容器への切り替えなど積極的にアクション。サントリーホールディングスは、2011年にPETからPETを再生するボトルtoボトルリサイクルシステムを開発。今回、大阪市の「地域・事業者との連携による新たなペットボトル回収・リサイクルシステム」に参画することになった。ボトルtoボトルリサイクルの推進を図る。日清フーズは、日本自然保護協会が行う「全国の砂浜・水辺の自然保護やクリーンアップ活動等」に対し、海洋環境保全推進月間の6月から、クッキングボトルシリーズ詰め替え用の収益の一部を寄付。詰め替え用を対象にすることで、環境配慮の製品利用促進を図る。日清食品は、ことし12月から順次、「カップヌードル」ブランドの商品で使用する容器を、プラスチック使用量と焼却時のCO2排出量を削減した「バイオマスECOカップ」に切り替える。2021年度中には全量の切り替え完了予定。

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2019年6月14日