麺つゆ市場

8月猛暑もカバーできず

7月 梅雨寒に泣く/ 下期 煮炊き・温麺メニュー提案付加価値タイプ訴求/ 「白だし」好調 使用経験率アップ / CMや簡単レシピで普及拡大

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 麺つゆ市場の4~7月は前年比94%と7月の梅雨寒が大きく影響、7月単月は80%台のメーカーも多かった。8月は猛暑、厳しい残暑が続いて1~2ポイントの底上げはできたものの、稼ぎ時である7月のマイナス分は取り戻せなかった。特にストレートタイプは振るわず、個食パウチも伸び悩んだ。7月は東京の平均気温は前年より約4℃も低く、濃縮つゆは冷し麺用途より煮炊き需要により一部前年を上回ったメーカーもある。好調が続く白だしは106%、トップメーカーがけん引した。10月の消費増税と軽減税率制度の導入により家庭内食が増加見通しで、濃縮つゆは下期も煮物など温メニューを訴求し消費拡大を目指す。

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2019年9月10日