大手流通グループの3~8月期業績

スーパー事業の収益低迷

7&i コンビニのキャッシュレス比率4割超に/ イオン 新たなフードシステム構築

 大手流通グループの2019年3~8月期連結業績をみると、セブン&アイ・ホールディングスが減収増益、イオンは増収減益と異なる結果になったが、両社ともスーパー事業の収益が低迷していることに変わりはない。今後は、着実に広がっているFinTech(ファイナンシャル・テクノロジー)への対応や、気候変動や生産者の高齢化などにより課題を抱える調達網の再構築が不可欠となる。社会構造の急速で大きな変化に対応するには、グループ外の企業とネットワークを築き、迅速に新たな時代に対応した体制を構築することが求められる。これから両社が、どのような戦略を展開していくのかが注目される。

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2019年10月18日