“巣籠り消費”が弾む

冷食、レトルト、プレミックスに引き合い

食品卸積極対応、SM客数増/ “ご飯周り”や乾物なども活発な動き

 新型コロナ禍を受け、家庭内で食事を済ませる“巣籠り消費”が発生している。政府の一斉臨時休校の要請がなされて以降、一気に内食需要が拡大したため。2月下旬頃から食品に引き合いが殺到し、電子レンジ対応可能ということで冷凍食品は2ケタ増の伸びを記録し、家族で過ごす時間が増えることでお好み焼やたこ焼きなどのプレミックスも好調。コメの急激な売れ行きを受け、ふりかけなど“ご飯周り”も活発化。乾物も伸びている。内食需要の高まりはスーパーマーケットの2月度実績にも反映され、これまでに例のない異常値を出しているところもある。食品卸も状況を見極めながら対応を急いでいる。

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2020年3月13日