ビール4社上半期販売数量

ビール類、10%程度の減少

コロナ禍でビール74%/ 新ジャンル106%/ 家飲み・健康志向で追い風/ 6月95%、業務用回復の兆し

 ビール4社の上半期(1~6月)販売数量が10日出揃った。総市場はビール類合計で前年比90%と推定され、新型コロナウイルス感染症による業務用の落ち込みで2ケタ減となり、4社とも前年割れとなった。カテゴリーごとの推定値はビール計74%、発泡酒計99%、新ジャンル計106%と家飲み需要増加や健康志向の高まりで新ジャンルが好調に推移し、機能系がけん引して発泡酒も健闘。新ジャンルはキリンビール「本麒麟」が16カ月連続前年超えで目標を上方修正。サントリービールは「四季の金麦」が好評、「金麦〈糖質75%オフ〉」は120%を達成。新商品でアサヒビールは「ザ・リッチ」、サッポロビールは「GOLD STAR」が好調につき上方修正。6月単月では、総市場のビール類計が95%と先月よりも8ポイント改善し、コロナ自粛からの回復の兆しが見える。

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2020年7月14日