家庭用食用油

ことしも伸び足キープ

頼りになるオリーブオイル/ ごま油、こめ油なども好調/ 秋需はアマニ油、えごま油の立て直しへ

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 家庭用食用油は、ことしも伸び足キープ。ウィズ・コロナの環境下の上半期動向は、1~3月が前年同期に比べて物量で2ケタ近い伸び、市場金額では4%増以上、4~5月は金額も2ケタ増。上半期としては、物量・金額ともに2ケタ増が見込まれる。カテゴリー的にはトップのオリーブオイルをはじめ、キャノーラ油、ごま油、こめ油などが好調で、主にヘルシーで付加価値タイプがけん引。用途面ではベースの加熱調理はもちろん、引続きオリーブオイル等のかける用途を業界がプッシュ、これがオンする等で好調推移している。引続きウィズ・コロナの新生活環境下で、内食の堅調さが見込まれ、家庭用食用油市場も続伸が見込まれる。今秋は、日清オイリオグループ、J‐オイルミルズの大手2社主体に、アマニ油、えごま油等の早期立て直し策が予定されている。2019年度(19・4~3月)金額スケールは、ついに史上初めて1500億円を突破、1545億円辺りと推計されている。

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2020年7月21日