ビール類、8月は推定87%

感染再拡大で悪化

新ジャンル105%、仮需対策で増産

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 8月のビール4社の販売数量は、業界推定でビール類計が前年比87%程度となった。家庭用缶商品は好調が続き、業務用市場は新型コロナ感染再拡大の影響で再び苦戦。お盆の帰省自粛、花火や夏祭りなどイベントの中止も市場に大きく影響した。昨年10月の消費増税前の仮需が動き出していた裏返しもある。カテゴリー別ではビールは70%、発泡酒94%、新ジャンル105%程度と推定。1~8月はビール類が90%、ビールは75%、新ジャンルは106%とみられる。9月に入り新型コロナの感染者数が減少傾向にある中、業務用市場の回復が期待されるが、感染再拡大への懸念も残っている。10月の酒税改正で増税となる新ジャンルの仮需、減税ビールの取り組み強化が注目される。

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2020年9月11日