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高たんぱくヨーグルト

コロナ下、身体づくり訴求

 水切り製法による“濃縮タイプ”ギリシャヨーグルト市場が、6月から上向きに転じ『高たんぱくヨーグルト』として、新ジャンルを再構築する勢いにある。森永乳業が2011年秋、ギリシャヨーグルト「パルテノ」を売り出したのが始まりで、その後多数のメーカーが参入、市場は160億~170億円規模をピークに今年前半まで下降傾向が続いていた。
 訴求ポイントも『ギリシャ』『おいしさ』『高たんぱく質』など各社各様に展開、それがカテゴリーとしてのインパクトを弱める結果となったが、次第に『高たんぱく』の訴求に収れんするようになり、再び需要拡大に転じた。森永パルテノは、4~5月前年割れもプロテイン訴求のキャンペーン効果で6月以降2桁増で推移。
 コロナによるカラダ造りへの関心の高まりで、「高たんぱく」「脂肪0」訴求が市場の拡大に弾みをつけ、4~8月は概ね2~3割増で推移。今春、明治(TANPACTヨーグルト)や日本ルナ(イーセイスキル)が新ブランド展開したのも拡大要因で、この秋明治がラインナップを一段と拡充するなど、“高たんぱく”ヨーグルトが一大勢力に。

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2020年10月2日